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特集記事

Vol.26 -- 2002 年 06 月号

 前号から始まった松戸の名所探検コーナー。今回は「あじさい寺」の愛称で知られる本土寺を紹介します。あじさいの他にもたくさんの魅力がある所です。

自然を体感
 本土寺は、北小金駅から北に1kmほど行った所にあります。参道には、水戸光圀公から寄進されたと言われる老杉や古松が生い茂り、土産物屋と並び、地元で採れた野菜や果物などを販売する人の姿も見られます。
 境内には約3万本のあじさいが植えられ、6月中旬〜7月にかけての開花時には、所狭しと咲き賑わい、情感ある風景を作り出します。別名「あじさい寺」として有名ですが、春には桜が、6月初旬から中旬にかけては花菖蒲が、そして秋には紅葉と、1年を通して様々な自然美が堪能できます。


貴重な文化財を多数所蔵

四季を通して目を楽しませてくれる本土寺。さすが名刹だけあって、その佇まいは堂々たるものです。
 市の指定文化財に指定されている本土寺は、今から約730年前の建治3年(1277年)、源氏の名門・平賀忠晴の屋敷内に日蓮上人の弟子であった日朗を導師として招き開堂したのが始まりです。日蓮上人から「長谷寺本土寺」の寺号を授かり、鎌倉の長興山妙本寺、池上の長栄山本門寺と共に「朗門の三長三本の本山」と称される名刹です。
 松戸地方における日蓮宗の中心寺院であったため、日蓮直筆の書状類も所蔵しています。ほかにも、国の重要文化財に指定されている「大学三郎御書」「諸人御返事」「梵鐘」や、県の重要文化財指定の「冨城殿御返事」「本土寺過去帳」「銅透彫華篭」、市の重要文化財指定の「秋山夫人の墓所」「高城・原氏等判物」「一月寺遺石」などの貴重な文化財を有しています。
 松戸市内にはたくさんの寺院がありますが、1ヶ所でこれだけ多くの文化財を所蔵しているのは本土寺だけです。ただし、一般に公開していないものもあるので、事前に確認しておきましょう。


ツアーで本土寺を深く知る
 本土寺の魅力をより深く楽しみたい人は、「本土寺ミニツアー」はいかがでしょうか。今年の「あじさいツアー」は6月1日〜25日、「もみじツアー」は11月15日〜30日のいずれも日曜・祝日を除く毎日実施されています。
 境内や庭に咲くあじさいやもみじ観賞に加え、一般には公開されていない本堂や茶室の見学、和尚さんによる法話や無病息災・家内安全祈願などが受けられます。お重の特製昼食付きで、料金は一人5000円。予約は各日前日まで受け付けており、一人から参加できます。(平日は5名以上、土曜は20名以上で団体割引あり)
●お問い合わせ カルチャーライフ柏・本土寺企画係
TEL:04‐7164‐1664


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