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特集記事

Vol.21 -- 2002 年 01 月号

うまいビールが飲める店

 

あんこう鍋や関鯖、関鰺
それから、ふぐ。
淡白で風味のある料理が
ヱビスビールによく似合う。

 

大衆割烹「太平●松戸市・松戸

冬の夜道、両手を擦りあわせながら白い息を吹きかけつつ歩く。とっぷり暮れた夜のなかに、赤看板が浮かび上がる。丁寧に打ち水された店先に足を留め、引戸を開けた。だるまストーブの温もりと、出し汁の香り、湯気で少し白んだ店内はざっと25席。カウンターにはガスコンロが置かれ、一人でふらっと立ち寄っても心底あたたまる鍋がいただける。

あんこう肝鍋は、茨城県那珂湊の漁港から直送で仕入れる。あんこうの肝と味噌を丁寧にすり合わせ、だし汁に溶かし加えれば香り高くコクのあるスープに。その中に、あんこうの身と地場野菜がたっぷり入る。1人前からいただけるのも、お酒呑みには喜ばしい(1人前¥1,800 写真、2人前)。


 まずはヱビスで一杯。
「これに合う肴、ください」
 鍋ならフグかあん肝。刺身ならなんでもいけるが今日なら、関鯖がおすすめ、とご主人。ならばと関鯖をとり、あん肝鍋が煮える間に『太平』の名物料理を探す。
「穴子の柳川」は活きのいいのを締め、一口大にして柳川風に料理する。「太平揚」は、一晩タレに漬け込んだ豚の薄切り肉を浅葱に螺旋状に巻き、衣を付けてさっと揚げる。
 隣の女性客は、ふぐ刺しで日本酒を飲んでいる。新潟の「松乃井」というその地酒、ご主人・太平さんの故郷から特別に取り寄せているとのこと。同じく「十日町そば」も故郷の味を憶いおこす一品。
 お腹の底から満たされ、お酒もいつもよりすすんだ。松戸駅からの帰り道、愉しみがまた増えた。

047-365-6947/松戸市松戸1151(松戸駅東口イトーヨーカドー隣)/夕方5時〜夜11時半/日曜定休(祝祭日は営業)/大平揚500円、穴子の柳川600円、関鯖・関鯵800円、ふぐ刺し3500円

 

店主の太平さんは、料理をつくる上で「味を崩さないこと」を常に心掛けている。「お客さんは絶対に味を覚えていらっしゃるからね。ちょっとでも違えば、あれ?ってわかるんですよ」。味を守るために深酒もたばこも止めた。

市場は3箇所、築地と松戸でそれぞれ鮮度と品質の良いものを仕入れる。日本料理の料理人として、赤坂、日本橋、柳橋などで修行時代に鍛えた目で素材を選ぶ。懐かしい味、珍しい味を求めて常連さんは毎日でも足を運ぶ。

 

ご主人の太平秀春さんと奥様の恵子さん。チャキチャキでしっかり者の恵子さんを秀春さんは「けいちゃん」と呼ぶ。いつまでも変わらぬ笑顔のお二人に、もうひと乾杯!

ヱビスビールは、明治23(1890)年の発売以来、本場ドイツの醸造法を忠実に守っています。副原料を一切使わない麦芽100%。ホップはドイツ・バイエルン産のアロマホップのみをふんだんに使用し、おいしくなるまで通常の1.5倍も長い時間熟成します。飲んだらわかる、ヱビスです。

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