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今来年5月には第16回世界剣道選手権大会が日本武道館で開催されます。日本は団体で14回優勝していますが、近年アジアでは韓国が台頭し、欧州ではフランス・ドイツが力をつけ、たびたび日本を脅かしています。今や日本だけでなくアジアや欧米でも愛好者が増え、柔道と並び、世界に広がる「剣道」。今回はそんな剣道が大好きなキッズが集まる「旭町小 一刀会」を紹介します。
同チームは昭和45年（1970年）に活動を
開始し今年で創立44年の歴史あるチームです。
　 普段の練習は、まず全員で道場（体育館）の雑巾掛けをすることから始めます。始まりの礼の後、全員で念入りに準備運動、筋力トレーニング（腕立て・腹筋・背筋等）、正面素振りや早素振りを行います。その後、基本組と防具組に分かれて稽古となります。
　 基本組は剣道を始めたばかりの初心者が対象で、当分の間は防具をつけての稽古はしません。剣道の動作は単純ですが独特で、まずはこの基本動作から覚えることから始めます。最初に習う基本動作は後々に剣道を正しく行う上で基礎となるので、竹刀の取り扱い・振り方、足さばき、打ち込みの動作等を指導者の丁寧な指導のもと、真剣に学びます。
　 防具組は、防具を付けて『相手のいる剣道』本格的な稽古ということを教わります。基本の打ち込み稽古（面・小手・胴）からはじめ、約束稽古・指導稽古・地稽古・掛かり稽古・試合稽古等、学年や個々の段階、能力に合わせておそわります。 実践的な防具を付けての稽古が中心です。
　 子ども達に楽しかった思い出を聞くと、夏のスイカ割りや、春の歓送迎会、鏡開き等のイベントをあげる子や、試合で勝てたことや昇級審査に合格出来た事をあげる子が多かったです。
　 逆につらかった思い出を聞くと、夏の暑中稽古や冬の寒中稽古、連続での掛かり稽古をあげる子が多かったです。
　 また子ども達には、武道全てにおいて礼節を重んじ、「礼をもって始まり、礼をもって終わる」ことを徹底し、剣道の理念にいうところの「剣道は剣の理法の修練による人間形成の道である」という教えを一番大切にしていると監督さんが教えてくれました。
　 「元気に挨拶が出来るようになった」「礼儀正しくなった」と保護者の方からの評判も上々です。
　 小学生時代に基本をしっかりと指導するため、中学校や高等学校に進学後に大会等で好成績を残し、市民大会での優勝者や国体に出場した選手も出ているとのこと。
　 指導者は9人、全員有段者なので充実した指導が受けられます。また防具類はサイズが合えば無料貸出し品もあります。
見学・体験は随時行っているので、興味のある方は見学してみてはいかがでしょうか？