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特集記事

Vol.121 -- 2010 年 05 月号

徳川文武の「太平洋から見える日本」

 第14回<無駄が多い日本流>

   日本流は世界一勤勉で、融通が利かない紋切り型、そして能率が悪いやり方だと言ったら、お前は日本人か反逆児なのかと言われるだろう。言いかえると、日本流は手続き型で状況変化に対して適応性に欠ける制度を作りがちであり、欧米流は目的指向に発する成果型だから柔軟に対応できる枠組みを初めから作る。どうして私がそう考えるのか、例をあげて見よう。
 第一の例は、飲食店での飲食についてである。米国では、「食べ残し」は例外なく、持ち帰ることができ、チップを受ける多くの店では「半人前」の注文ができる。彼らは客が注文して金を払うからには、注文した料理は客の所有物と考える。日本の「食べ残し持ち帰り」について問題は二点ある。第一は持ち帰らせないと言う日本の店の言い分は、客が持ち帰り食中毒になったと言って、店を訴えるという懸念による。それなら、第二に、現在の法律がおかしい。すなわち、店から「食べ残し」として持ち帰った食品に関しては、品質の保証はしませんよと言う「法律」や「慣行」があれば良い。それに客が食べ残しを持ち帰れば、店の残飯整理が減る。
 第二の例は、老人の交通費特典、「シルバーパス」の発行運用費用である。米国ではバスは地方自治体が運営している。乗車料金は、大人、学生、子供・身障者・老人となっており、子供・身障者・老人は成人料金の半額を支払う。シリコンバレイでは前金制度で、乗るときには「年長者」だと言えば、その場で「子供料金」が適用される。自己申告では「年長者の資格がバスでは六十二歳以上」を確認できないではないかと、日本人は気にする。でも六十歳を六十二歳と偽ったからどうだというのか。ところが日本人にはこれが許せないから「シルバーパス」と言う制度をつくり、高価な天下りの役人を理事にした法人を作り、その法人が職員も雇い、金をかけてシルバーパスと言うカードを作る。これは何千万円以上の無駄だ。
 第三の例は、日本では年中行事で起こる、「使い切れなかった予算の期末消化」である。これも米国では聞いたことがない。多めに予算を申請するとか、使わないだろうが予算を申請すると言うのは、後進国がやることだ。不測のための予算と水増し予算とは、まるで話が違う。使い残した予算は別の費目にあてることは通常できないが、あらかじめ必要に応じて流用できる費目を決めておけば、使い残した道路工事予算は、母子家庭や保育所や失業者対策とか、普段では中々下りない使い道に使うことが可能になり、社会に福利が行き渡ると思う。
 第四はノーベル賞やオリンピックメダルやオスカー賞などを受けた同胞日本人に対して日本で「後追い賞」の授賞が慣例であるが、何とも珍奇な文化である。先に挙げた様な賞は、その分野では世界最高のものでそれ以上はない。これに関して二つの問題がある。第一は「後追い賞」をなぜ出すのかと言うことだ。海外でそんな話は聞いたことがないから、これは日本固有の文化なのか。先日私は友人に依頼されて五千万円ほどの褒賞金を世界的な情報分野の日本人個人業績者に与えたいから候補者を挙げるのに協力して欲しいと言われた。名前を挙げたらその人は実績があっても有名でないからだめだと言われた。すでに賞をもらった有名な人にまた賞を出すとは、何とも無駄なことだ。それよりも、社会福祉のためにその褒賞金を寄付すれば、賞を出す人や団体の名前が世に知れて名誉になって良い。日本では宗教法人に対する寄付には一切税金がかからないのに、学校法人に対して五百万円以上の寄付をすると国税庁がにこにこして待っているのもおかしい。母校に寄付したい卒業生は多数いるのだから、学校に対する寄付は額にかかわらず無税にするべきだ。学校側も自分勝手に一口何万円と勝手に決めるのもおかしい。校友だってない袖はふれない。
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