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ハロー松戸の読者の皆さん、先月号では、落着いた散策を愉しみたい熟年夫婦やお洒落な散策が楽しめるデートコースとして、江戸川台(東武野田線江戸川台駅下車)をご紹介しましたが、今回は、赤ちゃんから小学生まで、お子様連れのピクニックスポットとして最適な「流山運動公園」をご紹介します。
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子供に人気の運動公園の秘密 |
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おびしゃは、新年の作柄を占ったり、豊作を祈願したりする行事で、1月ごろ市内各地で行われています。歩いて矢を射ることから「びしゃ」とよばれ、雷(いかずち)神社では七福神が登場し、にぎやかに行われます。 |
流山運動公園は、今から20年前に造られ、当時は近隣の町がうらやむ公園でした。というのも、18ヘクタールという広さもさることながら、丘と谷間の地形を活かした空間が変化に富んでいて、今回は公園のここで、次回はあちらで遊びたいと思わせる、バリエーションがあるのです。公園の規模では、松戸の「21世紀の森と広場」より小さいのですが、小さなお子さんには最適だといえます。
公園内には、400メートルの陸上トラックや体育館などもありますが、なんといっても子供達に人気なのは、乳幼児が遊べる体育館わきの丘の上の広場、わんぱく達が走り回れるトーテンポールの立ちならぶ広場、さかな釣りが楽しめる池や、池の周囲に置かれた岩場での水遊びなどです。流山運動公園は、様々な遊びができるよう配慮されていて、子供達を飽きさせません。 |
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青い空の下で元気いっぱい遊びましょう! |
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その中でも、子供達に大人気なのが、斜面緑地を使って木漏れ日の中で遊べるアスレチック。幼児から小学生まで、一緒に遊べるタイプのアスレチックなので、年齢が離れた兄弟でも楽しめます。中にはワイヤーすべりなど、子供そっちのけで大人も楽しめてしまう遊具もあり、若さをアピールしたいお父さんや、子供以上に楽しんでいるお母さんの姿も見られます。
流山運動公園は、家族連れや友達が、自然の中で1日を過ごすのに最適な公園です。アスレチックも含め、すべて無料ですから、家庭の財布も安心です。
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流山運動公園に行くには、JR常磐線の馬橋駅が始発の、総武流山電鉄が便利です。最近は、JR常磐線・武蔵野線新松戸駅のロータリー反対側にある幸谷駅での乗換え利用者が急増し、幸谷駅が1番利用者の多い駅となっています。
総武流山電鉄は、常磐線の馬橋と流山を結ぶ全長5.7km、単線のミニ路線です。とはいえ、朝のラッシュ時には1時間に5本、昼間でも15分間隔で運転されていて、イメージよりは(どんなイメージ?)本数が多いかもしれません。電車ごとにカラーが決まっているだけでなく、名前もついていて、首都圏に残るローカル色たっぷりな路線です。
開業は古く大正5年3月で、常磐線の乗り入れを拒否した流山で、みりんの運搬のために地元有力者達が出資してできたもので、開業当時は、江戸川にそって、南は下総中山、北は関宿から小山にまで延長する計画があったようです。
上りも、下りも、昼間なら必ず座れる電車ですから、小さなお子様連れのご家族に最適。流山駅から運動公園へは、駅前を右手に小道を100mほど行くと大通りに出ます。その通りを右折して、まっすぐに徒歩15分ほどです。
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新松戸や北小金方面から、流山運動公園に、自転車で遊びにこられる家族連れも大変多いのですが、それもそのはず。新松戸や北小金から、距離にしてわずか4km。幼稚園児や低学年生でも自転車に乗れば30分くらいで着いてしまうのです。さらに自転車で運動公園内をいったりきたりも自由自在ですので、この時期サイクリングがお薦めです。
流山運動公園で、子供達は勿論、お父さん、お母さんも童心に帰って、楽しんでみてはいかがでしょう。若さや元気なところをアピールする良い機会にもなるでしょう。
(英国国立ウェールズ大学大学院環境プログラム教授 井崎義治)
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