特集記事
|
子どもたちに、お金に対する「正しい知識」と「健全な使い方をするための価値判断力」を培ってもらおうと活動するNPO法人おかねの楽校。千葉県内の有志のファイナンシャルプランナーたちがボランティアで先生役をつとめ、1年間を通してお金について様々なことを学ぶ、金銭教育講座を実施しています。
10期目を迎える今期の生徒さんは松戸市内の小学校から集まった4年生男子3人、5年生男子3人、6年生女子2人の計8人です。講義は5月から12月までの計19回で、8月にはみのり台の盆踊り大会で屋台を出す講義があります。
◆屋台を出店してお金のことを学ぶ!
「屋台を出店する」そのためには、何の店を出すか、そしてどんな準備が必要か、まずは計画から子どもたちで始めます。品物の仕入れ、宣伝に使用する看板やPOPの作成、そしてもちろん接客・販売まで、基本的に全て子どもたち自身で行います。
資金は「お金の楽校銀行」から借り、予算書には生徒自身が計算した売上目標を記して、最終的に売上から仕入れなどの経費を差し引いたものが子どもたちのお給料となり、実際の商売さながらの体験ができるのです。
◆今年は台風の影響で出店が中止に
8月9日、みのり台で行われる納涼盆踊り大会に出店予定だった子どもたちの屋台。今年はフランクフルトと射的を出す予定で、この日のために着々と準備を進めてきてました。例年月刊ハローでは取材をさせていただいたのですが、残念ながら当日は台風の影響で中止となってしまいました。「子ども達が出店する屋台ってどういうことをするの?」今回は、過去に取材させていただいた様子をお伝えします。
◆子ども達の屋台体験!
はじめは緊張でどきどき!?
当日は日中の最高気温が35度を超える猛暑日。うだるような暑さの中、熱中症にならないようこまめに水分補給をしながらの開店の準備になりました。夕方になっても気温は下がらず、猛烈な暑さの中、焼きそばの準備が始まりました。
まずはキャベツともやしを炒め、しばらくしたら麺を入れます。麺に火が通ったら、あらかじめ調理しておいたイカを加え、味付けして完成です。気温が高い上に熱くなった鉄板の前で汗だくになりながら、一生懸命焼きそばを炒めている姿が印象的でした。塩やきそばは、売り上げの目標が2日間で合計600個とのこと。
初めは会場自体に人数も少なく苦戦していたようですが、その中でも元気いっぱいに呼び込みをする子どもたち。時間が経つにつれ、売り上げも順調に伸びている様子でした。はじめはお客さんへの対応やお金の計算にとまどっている様子ですが、すぐに慣れてテキパキと接客していました。
保護者の方からも「お金の価値観を勉強できるので、とてもためになる」と満足した様子。また昨年参加した子どもが「楽しかったので今年も参加する!と熱心に頼むので、今年も参加させました。」とお話してくれました。
今年は天候に恵まれず、屋台の出店はできなかったものの、学校では学べない「おかねの楽校」の貴重な体験は、将来必ず役立つ時がくるでしょう。
おかねの楽校
平成17年4月におかねの楽校の活動を開始し、同年6月に松戸市教育委員会サタデーコミュニケーションスクール事業ならびに文部科学省地域子ども教育事業として第1期「おかねの楽校」開校。平成19年1月にNPO法人化。今年で10期目になります。必要なものと欲しいものがあること、おこづかい帳のつけかたを子どもたちが楽しみながら学べるオリジナルのおこづかいゲームも好評です。
10期目を迎える今期の生徒さんは松戸市内の小学校から集まった4年生男子3人、5年生男子3人、6年生女子2人の計8人です。講義は5月から12月までの計19回で、8月にはみのり台の盆踊り大会で屋台を出す講義があります。
◆屋台を出店してお金のことを学ぶ!
「屋台を出店する」そのためには、何の店を出すか、そしてどんな準備が必要か、まずは計画から子どもたちで始めます。品物の仕入れ、宣伝に使用する看板やPOPの作成、そしてもちろん接客・販売まで、基本的に全て子どもたち自身で行います。
資金は「お金の楽校銀行」から借り、予算書には生徒自身が計算した売上目標を記して、最終的に売上から仕入れなどの経費を差し引いたものが子どもたちのお給料となり、実際の商売さながらの体験ができるのです。
◆今年は台風の影響で出店が中止に
8月9日、みのり台で行われる納涼盆踊り大会に出店予定だった子どもたちの屋台。今年はフランクフルトと射的を出す予定で、この日のために着々と準備を進めてきてました。例年月刊ハローでは取材をさせていただいたのですが、残念ながら当日は台風の影響で中止となってしまいました。「子ども達が出店する屋台ってどういうことをするの?」今回は、過去に取材させていただいた様子をお伝えします。
◆子ども達の屋台体験!
はじめは緊張でどきどき!?
当日は日中の最高気温が35度を超える猛暑日。うだるような暑さの中、熱中症にならないようこまめに水分補給をしながらの開店の準備になりました。夕方になっても気温は下がらず、猛烈な暑さの中、焼きそばの準備が始まりました。
まずはキャベツともやしを炒め、しばらくしたら麺を入れます。麺に火が通ったら、あらかじめ調理しておいたイカを加え、味付けして完成です。気温が高い上に熱くなった鉄板の前で汗だくになりながら、一生懸命焼きそばを炒めている姿が印象的でした。塩やきそばは、売り上げの目標が2日間で合計600個とのこと。
初めは会場自体に人数も少なく苦戦していたようですが、その中でも元気いっぱいに呼び込みをする子どもたち。時間が経つにつれ、売り上げも順調に伸びている様子でした。はじめはお客さんへの対応やお金の計算にとまどっている様子ですが、すぐに慣れてテキパキと接客していました。
保護者の方からも「お金の価値観を勉強できるので、とてもためになる」と満足した様子。また昨年参加した子どもが「楽しかったので今年も参加する!と熱心に頼むので、今年も参加させました。」とお話してくれました。
今年は天候に恵まれず、屋台の出店はできなかったものの、学校では学べない「おかねの楽校」の貴重な体験は、将来必ず役立つ時がくるでしょう。
今年は何の屋台をだそうかな? |
看板も子どもたちの手作りです! |
おかねの楽校
平成17年4月におかねの楽校の活動を開始し、同年6月に松戸市教育委員会サタデーコミュニケーションスクール事業ならびに文部科学省地域子ども教育事業として第1期「おかねの楽校」開校。平成19年1月にNPO法人化。今年で10期目になります。必要なものと欲しいものがあること、おこづかい帳のつけかたを子どもたちが楽しみながら学べるオリジナルのおこづかいゲームも好評です。
おかねの楽校からのお知らせ
平成27年度の第11期おかねの楽校は、来年3月から生徒を募集します。
■対 象 小学校4年生〜6年生
■参加費 20,000円(予定)
■お問合せ 047-308-4070(安江)
HomePage http://www.okanenogakkou.com
Facebook 「おかねの楽校」で検索
その他の記事とバックナンバーのリンク
徳川文武の「太平洋から見える日本」 -- 2024年09月号 (Vol.293)
徳川文武の「太平洋から見える日本」 -- 2024年08月号 (Vol.292)
徳川文武の「太平洋から見える日本」 -- 2024年07月号 (Vol.291)
徳川文武の「太平洋から見える日本」 -- 2024年06月号 (Vol.290)
徳川文武の「太平洋から見える日本」 -- 2024年05月号 (Vol.289)
徳川文武の「太平洋から見える日本」 -- 2024年04月号 (Vol.288)
徳川文武の「太平洋から見える日本」 -- 2024年03月号 (Vol.287)
徳川文武の「太平洋から見える日本」あ -- 2024年02月号 (Vol.286)
徳川文武の「太平洋から見える日本」 -- 2024年01月号 (Vol.285)
徳川文武の「太平洋から見える日本」 -- 2023年12月号 (Vol.284)
バックナンバーの目次へ
月刊 Hello!
毎月22日頃発行