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必要とされる道場】 縁ありて花開き恩ありて実を結ぶように八柱の地域に根差し早23年。空手道拳道会「拳心館」は子供達にとって将来大切な「ココロのチカラ」を育む「心身鍛錬場」として地元の皆さんにとても厚い信頼を受け支えられています。 毎年春、八柱駅前で行われる八柱桜祭りでは、子ども達による演武が披露され、祭りを大いに盛り上げてくれています。今年で15回目の参加となり、毎年祭りのトリを務めるほどの「地域の顔」となっています。 「日々の稽古はもちろん、こうした祭りに参加できることは、子供達にとって何よりも励みとなり大きな成長に繋がります。子供達には将来、人の役に立つ人、人に必要とされる人、人に喜んでもらえる人になって欲しい。演武を通してそのような「やり甲斐」を少しでも感じ学んでくれればと思います。地域の皆様には毎年お声を掛けて下さることに本当に感謝しております。」と語る館長の浦山さん。 子ども達をさらに成長させてくれるのが、様々な大会でもあります。今年6月に開催されたジュニアチャレンジカップもそのひとつです。 毎年白熱した闘いが繰り広げられ、今年も多くの感動が生まれました。 また、その子ども達を見守る保護者の方々にもお話しを伺いました。 Q 道場に入門されたきっかけは? A 強くなりたいから!という単純なきっかけでした。 A 上の子を見て、下の子も「かっこいい」というので兄弟で通っています。 などと、兄弟で入門されている子ども達が多いようです。 Q 道場に通ってからの子どもたちを見て、どう成長しましたか? A 基本的なことですが、挨拶はしっかりするようになりました。礼儀作法をしっかりしているなと感じています。上下関係がしっかりしているのもよくわかりますね。 A 空手を習って強くなりましたが、特に内面がとても強くなりました。お友達や周りの人への気配りが考えられる、優しい子になったと思います。下の子の面倒も良く見るようになってくれました。 他には、家では親の言うことは聞かないけど、道場では館長の言うことはしっかり聞く、というお話もでました。学校では聞けない悩みも、館長に相談したりすることもあるのだとか。 風邪を引いても道場には行く!と言って聞かない子もいるそうです。 そして、子ども達は一度も道場を「やめたい」と言ったことがないそうです。 厳しいイメージのある空手道場ですが、館長をはじめ、指導員の方達も子どもや保護者の方達に大人気!子ども達が長く道場に通える理由は「厳しくも楽しい道場」ということなのでしょう。 仲間の大切さや、思いやる気持ちを教えてくれ、身体を鍛える以上に、将来子ども達にとって大きなものを手にすることができる道場。 これからも、強く、そして優しい子どもたちが巣立っていくことでしょう。 |
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