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特集記事

Vol.150 -- 2012 年 10 月号

徳川文武の「太平洋から見える日本」

 第43回<米国大統領選挙と日本の政党総裁選挙>

米国の事情
九月初旬、米国大統領選挙戦も二ヶ月以内となり、大統領候補者が指名され加熱する。これから多額の宣伝費をつぎ込み、テレビなどを通じて、全国を回って公開討論会(ディベイト)が展開される。もちろん、過去の大統領など大物も応援に駆けつける。たとえば、現職で次期大統領候補者オバマの演説に駆けつけたのは、元大統領のクリントンだった。対抗馬、共和党のロムニー候補は、応援にハリウッド俳優、クリントイーストウッドを招いたが。ロムニーは、金に目がない事業家で、中産階級の社会福祉や雇用増加には無関心だと言われる。米国の大統領選挙制度は、基本的には独立当時からの伝統が引継がれているので、長い期間かけて候補者が遊説するのだ。

 カリフォルニア州では民主党選挙人数が優勢だ。近年、日米とも総選挙の投票率は低下し続け、大体四割以下だ。米国で投票に行かない人々は低所得者層(米国では黒人と中南米からの移民層)に多く、景気が悪いとき真先に職を失う。オバマ大統領は、かれらの期待によって当選したと言われるが、この期待に応えることは出来なかった。前回の支持者が引き続いてオバマに投票するかは分からない。それに今年は米国の穀倉地帯がひどい「かんばつ」に見舞われ、収穫は半分以下だという。このことは、「穀物と食肉」が大きな輸出品であった米国の輸出が減り、価格が高騰することとなる。サブプライム住宅融資の焦げつきに始まった世界金融の混乱は、米国の経済にも大きな打撃を与えた。

 十年以上続いている中国からの安い商品の大量輸入は、米国小売産業の利潤確保には役立つものの、国内製造業の大量失業が続いている。大統領選挙に向けて、中国と同様に「強い軍事国」が雇用を確保すると言う記事も現われ、オバマの軍事予算削減にペンタゴン(国防省)が不満だ。オバマはイラクからの米軍撤退を実現したが、「無人戦闘機」の技術開発は実用段階に入り、宇宙開発と組合せて米国の優位をとなえる。火星で探査を続けるロボットも優秀な「移民の頭脳」から生まれた作品だ。 また、外貨を獲得する別の方法は、兵器輸出で、性能も価格も世界最高のF35戦闘機をオイルマネーが潤沢な中近東などに多数売り込みたい。ロシア、フランス、中国、北朝鮮なども「ぴんからきり」までの大きな兵器市場で商売をしている。

日本の現状
 一方、日本の総理大臣も解散を示唆したことから、民主党と自民党の総裁選挙が行われることとなり、それぞれ四名と五名の立候補者が発表された。報道が合計四、五回行った政党ごとの総裁候補者の政見説明で感じられたのは、第一に自分がなりたいという「私益が優先」、第二に具体的に政策を説明が出来ない「勉強不足」、第三に自民党においては「全員族議員」で「精気が不足」、こんな人たちが大臣や総理大臣になって、現在よりも、どれくらいましな政治が行えるか、はなはだ疑問だ。

 なぜ日本では、「新しい人材の活用」が出来ないのか。従来の国難を乗り切れなかった「自民党の反省」が全く見られない。彼らから自民党総裁が出れば、日本を駄目にした自民党の復活しかないと言う印象を受けた。民主党の総裁候補たちも、総理大臣になる器なのだろうか。議員御殿や料亭でくつろがないで、国会図書館へでも行ってねじり鉢巻で勉強してください。

 日本が外貨を稼ぐ方法を考えよう。日本は米国のように兵器輸出はできないが、高価でない農産物や海産物を上手に梱包して輸送することは出来ると思う。政府が乗り気な原発や衛星の輸出は、開発に金がかかり過ぎて元が取れない。多分、賛成派は、途上国に海外援助として与えることを考えるだろうが、これは国民の血税を「限定された企業と天下り事業」の営利に使うことになるから、止めた方が良いと思う。酵素反応やバクテリアにより核廃棄物の再生と放射性機能破壊が可能かも知れない。日本の量産技術は、製造企業と装置産業の長年の精力的な努力により、国際的競争力がついてきた。
 一方、システム産業技術も育ってきたので、水資源、環境制御、野菜果実生産、交通、自動生産などは、発展途上国の下部構造の構築には欠かせない。日本の医療や介護も、海外から金持ちを呼び込んで「ぜいたく」に面倒を見ると言う、「ぜいたく」提供で金を稼ぐのは、人間のおごりだ。日本が太平洋戦争の廃墟から立上って目指したのは、北欧諸国の質素で充実した社会福祉だったのではないか。それがいつの間にか、米国ハリウッドの豪宅で贅沢をする夢を追うようになってしまった。贅沢とは物質的浪費をすると言うことだ。もう一回、我々が求めているのは何かを、考え直した方が良いのではないか。

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