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六実市民センターでの練習風景

　「かごめかごめ」「あんたがたどこさ」などを歌いながら、小さい頃遊んだ記憶はありませんか？そんなどこか懐かしい、古き良き日本を思わせる合唱団があります。今回は、わらべうたを中心にア・カペラ（無伴奏）で合唱する六実少年少女合唱団を取材してきました。
　「発声練習から始めるのかな？」と記者が想像していた練習風景とは大違い。なんと、皆でわらべうたを歌いながら遊び始めました。でも、ただ遊んでいるわけではなく、これも音楽を学ぶ一環なのです。それにしても、先生も子ども達も笑顔がたえず皆とても楽しそう。六実少年少女合唱団では、練習曲の半分がわらべうたなんだとか。わらべうたとは子ども達の遊びや生活の中から生まれ、口伝えで伝わってきた歌です。そもそもなぜわらべうたを中心に歌っているのでしょう？「わらべうたは音が少ないので、子ども達が歌うのに適しており、日本語の持つ響き・リズム・季節感を感じることができます。わらべうた以外にも外国の曲で日本のものに近い音階の曲なども歌います。」と指導している黒川先生。また、歌の練習だけでなく音に関する話に触れたり、身体を使った遊びで耳を育てる訓練も行っています。「子ども達には歌唱力だけでなく、コミュニケーション能力も育ってほしいのです。コミュニケーション能力は、合唱する時のチームワークにも繋がりますからね。」とのこと。この日初めて練習した曲は30分もすると全員で合唱できるようになっており、子ども達の学習能力の高さにはびっくりさせられました。こうした練習の成果は、年数回の発表会でも披露しています。
　わらべうたのことを知りたい、歌や音楽を楽しみたいというお子さんは、ぜひ一度、六実少年少女合唱団の練習を見学してみてはいかがでしょうか。

わらべうたあそびの様子	手賀の丘少年自然の家での合宿風景