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　時には笑いを、時には感動を私たちに与えて楽しませてくれるミュージカル。流山に、あの「劇団四季」に在籍していたメンバーが演技指導している劇団があります。今回は、流山子どもミュージカルの取材に行ってきました。
　子どもだけのミュージカルとはいえ、練習はかなり本格的。最初の6ヶ月は発声練習、ダンス、歌などをしっかり行い、基礎を身につけます。納得がいくまで何度もやり直させる厳しい練習風景は、さながら劇団四季のよう。また、子どもたちには返事や挨拶を徹底させており、連絡のない遅刻はダメとのこと。「ここでは学校ではなかなか身につかない、しつけや礼儀が自然と身につきます。また、違う学年との交流による縦のつながりが出来るので、上の学年の子が下の学年の子をいたわるようになり、情操教育にも良いと思っています。」と代表の青砥さんはおっしゃいます。
　それはこんなエピソードにも表れています。2年生の子が本番の舞台が終わり、楽屋に戻った時感動のあまり「生きてて良かった！」と思わず口にしたそうです。「この子がこんなに変わったんだ、と分かる瞬間が一番嬉しい。子どもにもよりますが、早ければ3ヶ月位から変化があります。」と青砥さん。練習は厳しい部分もありますが、子どもたちの背中をポンと叩いて励ますなど、子どもたちに対する深い愛情を感じました。
　流山子どもミュージカルでは、劇団員全員が舞台に立てるとのこと。入団して4〜5年になる坂巻さん（中3）も「舞台に立ち、観客から拍手をもらった時が嬉しい。将来は女優になりたい。」と話していました。舞台の醍醐味を味わいたい、歌やダンス、演技に興味があるというお子さんはもちろん、自分を変えたい、新しい自分を発見したいというお子さんは是非、流山子どもミュージカルの門をたたいてみてはいかがでしょうか。