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特集記事

Vol.52 -- 2004 年 08 月号

Special Interview
 千葉ロッテマリーンズ 小林雅英投手

 近鉄バッファローズとオリックスブルーウェーブが合併するという話題が世間を賑わせている。プロ野球球団がひとつ減るだけではなく、プロ野球界再編へ向けての動きもあるという。一方では、選手会やファンの力で合併を延長、回避しようとする動きもあるという。来期がどのような結果になるにせよ、好きなチームや好きな選手をいつまでも応援したいと思うのがファンの心情だろう。
  6月25日、プロ野球界の不安な状況を払拭するようにアテネオリンピック代表選手発表のニュースが飛び込んできた。地元、千葉ロッテマリーンズからも清水直行と小林雅英両選手が選出された。
 前半戦最後の試合を迎える7月7日、小林雅英選手に自身の状態とアテネオリンピックへ向けた抱負を窺うため、千葉マリンスタジアムを訪ねた。

 
本日はお忙しい中ありがとうございます。千葉ロッテマリーンズは昨月の6連勝など調子が上がってきていると思いますが、チームの雰囲気はどうですか?

 昨年と比べると、負けた試合であってもすぐに切り替えて、次は頑張っていこうという前向きな雰囲気はあると思います。バレンタイン監督にもいつも前向きな姿勢を保つことが大切だと言われていますから。それが結果として良い方向に向いていると思います。

小林投手の調子は、前半戦を振り返ってみてどうですか?

 4月、5月となかなか調子が上がらなかったんですけど、やっと5月の半ばくらいから(状態が良くなって)、徐々に6月、7月と暖かくなるにつれて、調子良く投げられるようになってきました。今は何の問題もなく昨年と同じ感触をつかんでいます。

3年連続の30セーブ、背番号も30と小林投手にとって30という数字はラッキーナンバーだと思うのですが?


 セーブというのは、登板する前から状況が決まっていますので、数字を意識することなく、抑えてくれと言われる場面で抑えるよう努力するだけです。

33連続セーブポイントの記録を樹立された時も数字は考えなかったのですか?

 そうですね。全く意識はしていません。僕1人でできることではありませんし、そういう大事な局面で使ってもらってるという事もありますしね。

これから通算150セーブというのが目標になると思いますが?


 はい。もうちょっとですよね。頑張ります。

オリンピックに向けて抱負をお聞かせください。


 昔から、よく「オリンピックは参加することに意義がある」と言われて、「スポーツを通じて国と国が交流する、ひとつになる」というものだったのですが、今回に関しては、僕らプロ野球の選手が選ばれてシーズン中にチームを離れて行く訳ですから、やっぱり金メダルを取ることが前提であり、大目標であると思います。それを踏まえて頑張りたいです。

銀とか銅ではなくあくまでも金メダルですか?

 そうですね。その為に集められたのだと思います。まだ今は考えてはいないのですが、オリンピックで自分がどんなパフォーマンスができるかが重要ですね。実際にユニフォームを着て、その場に立った時に気持ちを切り替えて、できる限りの投球をしたいと思います。

入団された頃(98年)はプロ選手はオリンピックには出れないという時代でしたよね。頭になかったと思うのですが、今オリンピック選手に選抜されてやはり嬉しいですか?

 う〜ん。嬉しさは半分ですね。僕もアマチュア、社会人野球は経験しているので、全日本のユニフォームは憧れでしたし、その頃の僕の目標でした。その目標を社会人野球から無くしてしまったわけですから。アマチュアで頑張っている方には、アピールする場を奪ってしまったという意味で申し訳ないなと思います。 だから、嬉しいと浮かれた気持ちでオリンピックに臨むのではなく、真剣に頑張りたいと思います。

代表選手団の雰囲気はどうですか?

 今は、アマチュアとプロの混合チームではなく、皆同じプロの世界にいるので、 初めて顔を合わせる者が多い即席チームでやるよりはやりやすいのは確かです。知り合いばかりだと、やはりひとつの雰囲気を作りやすいですから。

昨年のアジア予選では、小林投手は完璧に近いピッチングだったと思うのですが、プレッシャーに感じたりしないですか?

 あれはもう終わったことですし、相手もまた違います。それに、時間が経っていますので関係ないと思っています。特にプレッシャーには感じていません。どういう状況であれ、どんな役割を任されるか分からないですが、任された時はひとりひとりバッターを着実に打ち取っていきたいと思います。

ライバルの国や選手はどこか意識されていますか?

 特にはないですね。台湾は、アジア予選で「こういうチームなんだな」っていうイメージはありますが、それ以外のチーム・バッターとは初めて対戦するので、見たこともないですから。それに、相手の研究のために映像で見るのと、実際投げてみて感じることとは違うと思うので、オリンピックの中で勉強したいと思っています。幸いにも僕は、先発ピッチャーではないので、ゲーム中に相手のバッターを見ることができます。どういうバッターなのかを集中して観察して打ち取っていけたらいいと思います。

「日本一のクローザー」、切り札として注目されますが?

 オリンピックでは、先発とか中継ぎ、クローザーと分けるのではなくチームの中で投げる投手が1イニング毎に集中してアウトを取っていくことが大切です。それで9イニングトータルでチームの失点が味方が取ってくれた点数よりも少なければいいわけですから。

小林投手の武器は、ストレートと同じ急速で横に変化するスライダーやシュートですね。これから世界で試されることになりますが?  

 僕にはそれ以外の武器はないし、他に増やそうと思っている球種もないので、これが僕のスタイルです。結果として出したいと思います。

話題を変えます。今、球団合併が話題ですが地元のファンの方々も心配されていると思うのですが?


 まだ僕らは何の話も聞かされていませんし、僕らもテレビニュースや新聞で情報を得ている段階なので、どこまで話が進んでいてどういう方向性に向いているのかも全く分からない状況です。オリックスと近鉄が合併するという話が出ていますが、どういう結果になるか全く予測できません。

やはりロッテ球団が最も好きですか?

 そうですね。やっぱりプロになった頃からずっといるので愛着はあります。入団の時も一番始めに僕の所へ来てくれて、良い条件を提示してくれたチームですから。あとは、ユニホームがかっこいい。好きなユニホームを着ていたいです。

地元のファンの皆様にメッセージをお願いします。

 オリンピックの開催期間は、チームを離れて行くことになるので、ファンの方、チームの方に迷惑をかけます。そのかわり、チームを離れた成果を持って帰ってきたいと思いますので、ロッテの応援ともども全日本の応援もしていただけたらと思います。会場は遠い場所ですが、僕達に聞こえるような熱い声援をお願いします。

 アテネオリンピック、さらにはシーズン後半戦ヘ向け謙虚な姿勢でありながら、内に秘めた闘争心が見え隠れしていた。昨年までの成績から「日本一のクローザー」と呼び声も高いが、本人は任された仕事を局面ごとにひとつずつこなしていくというだけ。そのひたむきな姿勢から昨年までの成績が生まれた。「金メダルを取るために集められた…」印象的な一言だった。常人なら大きなプレッシャーがあるだろう。小林投手のプロ意識の高さを感じることができた。きっと、オリンピックでも持ち前の強気のマウンドさばきで勇姿を見せてくれるだろう。
県下最大級の綺麗な先端的施設のペット霊園がオープン

↑合同納骨堂、いつでもお参りができます。
 家族の一員として、家族以上に、楽しいときも辛い時もいつも一緒、常に自分の味方のペット。でも、悲しいことに別れの日は、必ずやってきます。愛するペットとの別れ(亡くなった)の時、どうすれば良いか考えていますか? ペットが亡くなった場合、犬以外のペットについては市役所への届けの義務はありませんが犬の場合は、飼い主の住所、氏名、犬の死亡年月日、登録番号を市役所へ届け出、死骸については、飼い主が責任をもって処理をしなければなりません。自分で処理できない場合には、死骸を火葬して人間と同じように供養しましょう。我が子同然にかわいがってきたペットですので、最後まで飼い主の責任として、ペットの火葬や葬儀を行なってくれる施設を利用することをお薦めします。
 今回、取材にお伺いしたのは、柏市十余二に今年2月に開園した「柏インターペット霊園」。亡くなられたペットのために、引取・火葬・納骨・供養まで、真心を込めて奉仕してくれます。料金は火葬料が小動物5250円から特大犬2万9400円まで。合同納骨料は6800円。火葬7日後に供養し納骨します。火葬はすべて個別で行ない、個別霊座も完備。もちろん、収骨して自宅に持ち帰ることもできます。また、他霊園で火葬した遺骨も預かってくれます。
 合同供養祭を年2回3月と9月に行なっております。次回は9月26日に行なわれます。不幸にもペットを亡くした方、最後の別れを真剣に考えている方、一度見学に訪れてみてはいかがでしょうか? あなたの愛するペットのために…。

「柏インターペット霊園」

●柏十余二380番248
●TEL.04-7136-8103
●営業時間 9時〜18時迄
●24時間受付対応
※火葬、葬儀時間はお客様のご都合に
あわせて対応させていただきます。

無料送迎いたします

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