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特集記事

Vol.31 -- 2002 年 11 月号
【晩秋の色 -柿-】
 色付いた柿がたわわに実っています。その風情やかがやく柿色は晩秋の色として、昔から多くの歌が詠まれ、たくさんの画が描かれてきました。陶芸家の柿右衛門もまた、柿色を陶磁器に見事に映しだした人です。柿の語源は、赤い実のなる木であるから「あかき」(赤黄)。また、実の色の「かがやき」(赫)や「あかつき」(暁)の略語からとされています。柿の栽培は平安時代には既に始まっていたようで、当時は甘柿と渋柿の区別がつかなく知るようになるのは鎌倉時代になってからといいます。江戸時代になると様々な品種の名前が著述されるようになり、京都の筆柿、奈良の御所柿、広島の西条柿などが記されています。今では膨大な数の品種があり、北海道を除いて全国的に栽培されています。 どこの家にも柿の木のない家はないと詠まれているように、柿は馴染み深い果樹です。特に江戸時代には多くの民家が渋柿を育てていました。渋柿は干柿として食べるだけでなく、渋を取り染色にも用いられるなど暮らしに幅広く役立ってきました。柿渋は、防水、防腐、防虫作用があり、丈夫で長持ちさせると紙や布などに塗られ、骨董を包んだりする渋紙、伊勢に代表される型染めに用いる型紙、暖簾や番傘など、あらゆる日用品に利用されてきました。また、染色の他に血圧降下、二日酔い、火傷などに効く薬としても知られ、木は家具や建材として、葉はお茶や柿の葉ずし、蔕はしゃっくりにと捨てるところがなく、重宝がられてきたのです。
 柿が色付き始めるころになると、米櫃に平柿を入れたり、うつ伏せ気味にかがんで小ぶりの柿をくるくる剥いて干柿を作る祖母の姿が思い出されます。一般家庭での渋取りや軒下に吊るされた干柿は今では見かけられなくなりましたが、柿は私たちの暮らしに深く溶け込み、今も変わらず身近な果樹として実り続けているのです。

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