特集記事
大人のための新体育
トライアスロン
目指せアスリート、今から始める体脂肪率10%への道
静かなブームが到来
夢の祭典であるオリンピックで昨年のシドニーから正式種目となったトライアスロン。もともとはアメリカ海軍の将校たちが「一番過酷なスポーツはどれか」と議論し「水泳だ、マラソンだ」などと意見が別れ「いっそのこと全部まとめてやろう」といったのが始まりだとか。
トライアスロンはスイム(水泳)バイク(自転車)ラン(ランニング)の順に3種目を一人でこなし、十数時間以上も費やすレースだ。持久力勝負で、諦めずゆっくり気長に続けることが要求される。
最近では短い距離(ハーフ、ショート)やレディースクラス、5歳刻みの年代別などの大会があって、レースに参加する年齢層も広がりをみせている。
中には、63歳になってから始めた人もいて、毎年記録を伸ばしているというから凄い。
トライアスロン歴18年の北村さん。それでもバイクの後半からランにかけては辛く「やっぱり出るんじゃなかった」と思ってしまうという。でも限界への挑戦と、もうひと踏ん張りしてゴールを目指す。だからこそゴールの瞬間は言い尽くせない達成感で体中が熱くなる。経験した者しか味わえない醍醐味だ。 |
これから始めたい
まずは水泳。時間が許せば週3、4回泳げる環境がベスト。スイムだけは悪い癖がつくと直すのに苦労するので、経験のない人はスクールなどで基本を習うことが大切。
次にどこでも練習できるランを少しずつ加えていく。平行して自転車の知識も身につけ、最後にバイクの練習に入る。時には仲間と練習して実力を知り、刺激を受けるのも楽しい。さあ、自分の目標に向かってスタートを切ろう。
トライアスロン歴18年の北村さん。それでもバイクの後半からランにかけては辛く「やっぱり出るんじゃなかった」と思ってしまうという。でも限界への挑戦と、もうひと踏ん張りしてゴールを目指す。だからこそゴールの瞬間は言い尽くせない達成感で体中が熱くなる。経験した者しか味わえない醍醐味だ。
練習は会社近くのスポーツセンターと、日曜日のバイクのロード。日頃のトレーニングで体脂肪率を8.5%に維持している。 |
きっかけ
サラリーマンになってからはスポーツとは無縁の生活。30歳の時健康診断で血圧が高いといわれ水泳やランニングを始める。その後トライアスロンを知り、夢中になる。
大会
レースデビューは35歳(始めて1年!)。湘南大会のハーフコース。42歳の時に佐渡大会の年代別で初優勝。すでに50回以上の大会に出場。
目標
国内外の大きな大会で年代別チャンピオンになること。10月には歴史ある「アイアンマンハワイ」がある。
始める時にかかる費用 はじめに競技用水着とゴーグル・キャップ。そしてランニングシューズを用意。バイクは最後に揃える。本格的に買い揃えると20万円はかかるので、最初はスイムとランのグッズがあれば十分である。 対象…小学生から70歳以上の男女。20〜50歳代が多い。 プロの競輪選手をはじめ、多くのアスリートたちが足を運ぶバイク専門店。初歩から丁寧に指導してくれるので気軽に相談してみよう。 |
TRIATHLON
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